「病原大腸菌食中毒」
病原大腸菌は主に5種類に分けられています。「腸管病原性大腸菌」「腸管組織侵入性大腸菌」「腸管毒素原性大腸菌」「腸管出血性大腸菌」「腸管凝集密着性大腸菌」になります。「腸管病原性大腸菌」の症状は下痢や粘血性の水溶便、腹痛や嘔吐など、軽度の発熱を起こしたり体のだるさなどの症状が現われます。注意するべき点は粘血性の水溶便が大量に出たときの脱水症状です。乳幼児は重篤な症状を引き起こすことが多いです。菌の潜伏期間は多くは12時間~14時間です。治癒期間は成人は1日~3日くらいで回復して、乳幼児は1週間くらいかかります。
「腸管組織侵入性大腸菌」の症状は下痢や発熱、吐き気、嘔吐、痙攣などです。しぶり腹も症状のひとつで、トイレにいった後でも、何度もトイレに戻り、終いには粘液だけが排出される、症状です。症状が長引く場合もありますが、治癒期間は2~3日です。菌の潜伏期間は、1~5日間で、多くは3日以内です。「腸管毒素原性大腸菌」の症状は水様性の下痢、腹痛、嘔吐などです。下痢がひどい場合には、便がコレラ患者のように米のとぎ汁様になり、脱水症状が起きてしまいます。菌の潜伏期間は多くの場合、12時間~72時間です。まれに8時間と短い場合があります。1~3で回復する場合もあれば、10日以上と長引く場合もあります。「腸管出血性大腸菌」の症状は、血液の混じった下痢や腹痛、37℃代の微熱が出ます。他の食中毒にある嘔吐は、比較的、少ないです。菌の潜伏期間は一般的に3日~5日です。治癒期間は平均的で8日間ですが、まれに死亡する場合もあります。乳幼児や高齢者は重症化して、腎臓などに障害が起き蔓延することが原因です。
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「腸管凝集密着大腸菌」の症状は粘液を含む水様性の下痢と腹痛が多いです。便に血液が混じったり、緑色になります。38℃代の高熱も出ます。菌の潜伏期間は7時間~2日程度です。治癒期間は3日~7日程度です。しかし、乳幼児や免疫力が低下していると、2週間以上、下痢が続く場合があります。これらの予防方法は食品はしっかりと加熱してから食べる事、調理器具の洗浄や消毒がとても大切です。保管は低温の場所で行ってください。井戸水や貯水槽から水を使う場合は舷菌処理を行ってください。
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